虹色NOTEBOOK

日々の出来事 想いのままに……

ひがむ

(復刻改訂記事)

 

先日の記事

‘配役’とも繋がりますが

‘ひがむ’

私の師匠ご夫妻、

夫先生が一線を退かれてからは、

教室のスタイルが変わりました。

生徒親子の ひがみ防止策 として
公立小学校のような
学年一括り

エスカレーター方式にしたのですね。
日本人って、

年齢だと納得しますから。


余程遅れてバレエを始めた場合は別として、
後からであろうが、移籍であろうが、
実力も関係なく。
レッスンに来ていなくても同列扱いでした。


同級生もそうですが、
当然、年上の人達が、
ズラ
リとそういう状態。

配役の順番なんて回ってきません。
軽く15年は、その他大勢の
後ろで立ってる役ですね……

年に1度あるかないかの発表会は
常にそんな状態です。

それを乗り越えると、ボチボチ

いや、一気に役が付き始める。

上層部の同じ人達だけが、
あっちの作品こっちの作品と、

イイ役を占領。

アマチュアの発表会なのに

物凄く偏った配役。

どこかの某 歌劇団みたい。

総ナメな配役。


ある意味
歴史ある教室ですから、
それが歴史。システムでした。

レッスンに大して来ていなくても

年齢順で役がついていく。

ご機嫌でしたよ。

 

日々レッスンに努めている人達からは、

不満満々でした。

裏では。



ある時、私は提案しました。

レッスンをたくさん来ている人
クラス毎にトップの人1名に、

賞を渡してはどうかと。

師匠は難色を示しました。

「もらえない人から苦情が出ないかしら??

私は「優劣を付けるわけじゃないし、ただ、レッスンを多く通った人に、頑張る努力をした事を評するだけですよ
」と。

師匠は「わかるかしら?


私は「来たか来てないか、数は明らかなんだから、誰でもわかるでしょ


師匠は「そうだといいけどぉ……


難色だったので不採用かと思っていたら、いつの間にかやる事になっていて話が進んでいました。賞品は私が思っていたよりも高額なものになりました。

受賞した子供たちの、喜ぶ笑顔
に師匠はご満悦でした。


ところで、
反対派だった他の先生が
受賞者の選出をしたのですが
出席数ではなく、

出席率!にしていたんです。

私の意図するものとは違いました。
その件について言いましたが、

無視でした。

週に3~5回レッスンに来る生徒が多いクラスは、
それがままならず、欠席も多くなっていました。

それでもレッスン数は、そこそこあるわけです。

「このクラスの子らは休んでばっかりや!」

選出しませんでした。

(振替制度などはない。
なので、休むと出席率は低くなる)

一方、週に2回でも、出席率が高い!と
受賞している子もいました。

教室は、週2回が最低の決まりです。

週にたった2回。最低限を来ただけ。
それしきを実行出来れば良くて、

ちょっとでも多くレッスンするぞ!
+αの意欲を持っていたが、
完全に実行しきれなければ、アウトになるって事。

じゃあ、お決まり最低を
来てればいいって事ですね。


私は、ちょっとでも頑張ろう、としている人の意欲と努力を表彰したかったんですよ!

 

ちょっと変わった思考の方なので、話は通じず。

色んな人がいますよね……

 


で、

師匠が「わかるかな
」と仰った事。

私、サッパリわからなかったけど

教室を開設して

わかるようになりました。

「わからない人がいる」という事。

 

バレエ教室も色々……

抜擢や優遇を受ける人があると生じる
妬み・嫉み・僻み・いじめ・蹴落とし合い
……

よく聞きます。
今も昔も。


あ、私の教室では

今は皆さん

穏やかな方しかいらっしゃいませんので

普通に平和ですよ!