虹色NOTEBOOK

日々の出来事 想いのままに……

教室のあり方①

(復刻改訂記事)

 

日本でのバレエは

職業、になり得るものではなく

芸事 お習い事でしたが、

時代と共に変化

してきています。

エンターテイナーな仕事も

増えてきました。

 

バレエ教室も

腐るほどに増えました。

そして

カルチャーセンターや

スポーツクラブでも

行われるのが普通になりました。

これらは

趣旨、あり方が全く違います。

 

従来のバレエ教室では

いわゆる

師匠と弟子である……あった。

 

カルチャー講座では

単なる先生(教える人)

と習いに来た人。

 

スポーツクラブでは

雇われインストラクターと

会員様。

 

 

以前、私がいた教室では

スポーツクラブに支部教室

を置いていました。

教室の生徒であり

スポーツクラブの会員様

二重所属のような形。

そこが出来た時は

スポーツクラブでのバレエが

まだ先駆けだったからでしょう……

現在、こういう形態は

少ないと思います。

 

私の師匠は

○△支部

(スポーツクラブで行っているクラス)

の人たちは、態度が悪い!

と嫌っていました。

やはり、会員様、お客様 感覚

だったからでしょう……

 

 

腐るほどあるバレエ教室も

新しい所や若い先生は

緩い傾向にあります。

 

「生徒様」などと

言っている所もあります。

 

大きい古い教室は

しきたり 

有無を言わさぬ ‘流れ’

があります。問答無用です。

 

伝統……とは

良いものも、悪しきものも

両方があるのです。

 

大手のバレエ教室は

殿様大名

下町庶民、農民

よくある時代劇の構図ですね。

 

お知らせ 連絡事項は、貼り出し。

各自が見る。

その様子も時代劇そっくり。

 

伝達事項と違う事をしたり

「見そびれた」「知らなかった」

などとは通用しない。

 

主催先生は、

下っ端の生徒の顔も名前も知らない。

は、よくあること。

お話などもする機会はない……

長年続けて、生き残って、実力あれば……

それからですね。

それまでは助教師が教えてくれます。

 

皆ではないですが!

若い、雇われ先生は

しっかり面倒見てくれるかは

疑問もあります。

無責任な人もいます。

 

私の教室に移籍して来た生徒は、

大手教室所属の若い先生が

スポーツクラブでバイトをしており、

そこで習っていた。

お母さまは、

大手教室の先生で踊れる人だから

良いと思ったそうです。

が、

ヘンなクセをつけられていた。

トウシューズの相談すると

自分の愛用を進められたそうで

それを履いていた。

バリバリ踊れる大人上級向けの物を

立てなくて困っている小学生に

勧める先生。

 

お母さまは

「無理やりにでも移籍させるんだった……

早くココに来ていれば……」

と悔やんでおられました。

 

子供は一度入会すると

教室を変えるのを嫌がるものです。

後から、しまったと思っても……

手遅れになってしまうんですね。

 

いつでもやり直すことは可能ですが、

そうする気力と年齢時期では

なくなってしまうからです。

その生徒さんは、

私の説明をよく理解してくれました。

でも、受験勉強の道を選びました。