バレエがあった人生と、なかった人生……
子供だって、大人と同じ。
慣れれば気が緩みます。
いつも同じようなことだと飽きてしまいます。
わかったと思っている、知っていると思うことは、刺激的でなく興味がわかない。
繰り返しやることの意味、幼い子がわかるわけありません。
こつこつ真面目に熱心にやるわけありません。
人とは、咎められなければ、どんどんいい加減になります。
誰も見ていなくても、正しきを守り通す人……なーんて、いない。否、滅っっっ多にいるものではありません。奇跡的。
注意される。怒られる。怖い。などなければ、ちゃんとやらないものです。
人とはそういうもの。
その度合いは色々ですが。
( ‘褒めて育てる’ は善し悪しで、褒めてばかりというのは良くないと思っています。)
注意される。怒られる。怖い。単純に聴ける人であればいいのです。
が、中にはとてもとてもか弱い、又は異様な敏感さの人もいるものです。
社会勉強とは、そういうことに一般的になる。それ以上に強くなることだと思います。
バレエをやるってことは、心身が共に痛い。シンドイし、辛いことが多いので、並み以上に強靭である必要がありますが。
現代の人は、か弱く、異様に過敏な人が多いので、バレエを習おう、子に習わせようというのなら、それくらいのつもりで挑んで欲しいです。
先日のベビークラスは、半分以上がダレていましたのでガツンと言いました。
直ぐにピリッとした子たち、何度も怒られて何度もやり直しをさせられてからちょっと意識が定まった子、ほぼずっとぼぉっとしてた子たち……
幼児期は仕方ありません。が、小学生は意識を持ち、やる気を持って挑めること、冷静に考えられるようになってもらいたいですね。
スターライツは、お商売教室ではありませんから、誰でもとりあえず居たらいいとか、頭数という感覚は私にはありません。
やりたい人がやる事であり、やる場所。
レッスンする人を最優先します。
殆どの子は、レッスンをする場所だと知っています。遊び場ではない。やりに来ているのだと。
だから、やらなくちゃ意味ないと。
理解してくれ、やるようになります。
持続は難しいですが、そういう事を繰り返していくことなんですよ。子供のバレエとは。
生徒が育って、教室の空気がもっともっと出来て来ると、そういうことも減るんですがね。
子供も、教室自体も成長過程のことなので、当たり前であり、私も気にしていません。必要な事だと思っています。放置したり、容赦もしません。
バレエがあった人生と、なかった人生を比べ知ることは出来ませんが、
関わる皆に、有意義な時間となって欲しいと願っています。