虹色NOTEBOOK

日々の出来事 想いのままに……

‘打てば響く人’

(復刻改訂記事)

 

「打てば響く人に ならなあかん」
又は、
「~じゃないとあかん」
父の言葉でした。

まず「はい」などの返事。
受け答え。尋ねた事への回答。

表情などの変化。
も、あった方がそりゃあ良いですよね。

明るく。爽やかに。

私は、日頃全く
意識は していませんが、

「はい」とよく言っているし、
ちゃんと返答を
していると思います。
当たり前ですが。

クセですね。

出来ない人、
やらない人が多いですよね。


子供の頃、
小学3年生くらいだったか……
両親に呼ばれたり、
用事を頼まれたら
「ハイ!
」と返事し
直ぐに行動していた。

何故かしら……??

無意識。

一見、立派風……

えぇ?!この私が?!

我ながら不思議でたまらない。

私は良い子ちゃんじゃなかったハズだけどなぁ……

両親がそのことを
感心して喜んでいた覚えがあります。

でも、直接は褒められた
記憶はありません。

その後大きくなって
そうではなくなってた
ように思います。
反抗期とか?……

が、高校卒業後、
運転免許の教習教官の方に、

「やっぱり……バレエを
やっている方は、姿勢が良いし、
返事や挨拶がちゃんと
していますねー!

と言われました。

その数日前に、
何かやっているのか?

尋ねられていました。
きっと様子が他の人と
違っていたんですね……。

ちょうどその頃、
バレエの友達に
家業の手伝いに来て貰っていました。
やはり、返事、挨拶、対応……
違っていました……


ものを習うという姿勢。
努める、務めるという意識。
社会に通用する態度である、
返事、挨拶……
バレエの友人は、
当たり前に自然で、私は違和感がなかった。

‘芸を習う’
出来ない事を
出来るように努力する。
その世界を通して、
社会勉強をする。

ホント、結果としての
バレエが踊れる、どうこうよりも、
それが一番の価値である。
と私は思っています。
結果的にね。

バレエに来る以上は、バレエを目指してもらわないと!ですが。

しつけ教室じゃないですから。
バレエ教室ですから。

初めからじゃなくてね。
あくまで一生懸命やった結果です!

ま……しかし、

まず、親御さんが
そういった経験も無く、
心構えがなっていない
場合もありますね……


現代では、
ものを習う。芸を習う。
という意識や、姿勢が
無い人が増えました。


「一生懸命教えてるつもり
っていうのは
分かるんですけどね
……
うちの子たち、
まだ返事もしません


以前、な~
んて言う人もありましたよ。
こっちが、言ってる側の恥ずかしさを心配しちゃいましたよ。

お金払ってる ‘私 ’ ‘お客様’ な時代……

こういう時代に、
難しいな……
と思う事も
多くなりました。
私は、ほんと古い人間ですので……


バレエに来ているだけで身について行く部分も多少はありますが、

人の話や様子に耳を傾けない、注目しない、
指摘や注意を自身で改めなければ、何も変わりません。

得られません。

やるのは自分自身以外ありません。

 

返事をする。受答え、回答する。

反応する。

人社会に生きる ‘おもてなしの心’ 

誠実な一人の人間である事。

‘打てば響く人’