虹色NOTEBOOK

日々の出来事 想いのままに……

若い先生

現役バリバリの若い先生……

私のいた教室には、主催の先生ご夫婦と、先輩にあたる若い先生が助教師として教えていました。

助といっても、基本、クラスを一人で担当します。

バレエ教室ではたいてい、子供からバレエを習い続け、大学生くらいになると、子供を指導するようになるんですよね。(高校生に教えさせるような教室もある……)

大きな古い教室だったので、そういう人が順次育ってくるんです。
師匠は、幅広く活動されており、大学の講師やコンクールの審査員もされていたし、師匠に習おうと、移籍してくる人も沢山いました。

 

子供の頃、新しく助教師にK先生が加わった。

母が師匠から聞いた話では、「注意した事は次回必ず直していて、同じ注意をされない子」と期待をかけた大のお気に入りでした。
そりゃあ、そういう生徒を気に入らない先生いませんよね!

でも、おとなしい方で、声も小さく、笑顔もなく、淡々とされていました。
そして、レッスンの内容が難しかった。

子供心に、私らそんなことやるレベルちゃうのに……この人、自分のレッスンと間違ってるんじゃないのかなぁ……と思った記憶があります。
(シラケてる子だったんです……)

母は、師匠の大期待のホープ!有望!!と聴き、その人に習えるのを喜んでいました。

 

その時期は、助教師が3名。

一番人気は、前から習っている、やんわりふんわり、笑顔優しいM先生。私も安心ホッコリではあった。

でも一番好きだったのは、Y先生だった。厳しかったから子供たちには人気がなかった。私はその厳しいところが好きだった。ハッキリ物言うし、叱るし。分かり易い。
レッスンの内容も、アンタらそれやる前に、まずコレちゃんとやり!っというのを感じた。単純な練習をきっちりやらされる。私は子供の頃からそういうやり方が好きだった。
皆、ヒビってか、ピリッとして、クラスが引き締まっていたので気持ちよかった。

イマドキだと、ガツンと言えば、引き締まるんじゃなくて、ヒビるだけか、いじけるか、嫌になっちゃうか…恨まれるのでやり難いです。

 

またまた話がずれそう……
若い現役バリバリ先生とは……‘簡単’ の感覚も次元も全っ然っ違うのです。

ある別の教室では、‘超初心者クラス’ という大人用のクラス。
しかし担当のある若い先生、とんでもない、どう考えても超初心者であるハズがない事やらせていました。

教える方の感覚のズレもありますが、
運営している教室に大きな間違いがある事も少なくありません。

ついでのオマケに、
ある教室では、超初心者クラス。たったの60分しかないクラス。なのにVa.(ヴァリエーション。主役や準主役が踊るソロの踊り)を練習したり、トウシューズを履かせたりします。
まず、そういうヘンな教室には行かない事でしょうが。素人さんにはわからないんですよねぇ……

人って甘い言葉に騙されたり、緩い方へ流れていくんですよねぇ……